WordPressはGPLに従い配布されている。プロプライエタリではなくオープンソースであるため、
誰もがWordPressの開発に参加することができるという利点は他の商用ブログソフトウェアと比べ非常に大きい。

2004年には、競合するMovable Typeのパッケージのライセンスがシックス・アパートによって変更された。
またその多くのユーザはWordPressに移行した。それはWordPressの人気を著しく継続的に増大させる原因となったといわれている。

テンプレートとは
WordPressのテンプレートはすべてPHPであるため、PHPとHTMLをある程度知っていれば容易にテンプレートをカスタマイズすることができる。
テンプレートは多くの場合、ヘッダー部とサイドバー部、コンテンツ部、フッター部に分けて記述され、1ページはそれらの組み合わせで表示される。
WordPressではPHPテンプレートにスタイルシートを組み合わせたセットをテーマと呼ぶ。
多くの無料テーマが公式サイトのほかサードパーティから提供されている。
テーマの中にはページを構成する要素をメニューから選択できるウイジェットという機能が使えるものがある。

MUとは
WordPress MUは複数のユーザでブログを管理できるバージョンのWordPressである。
これは主にブログホスティングの業者向けに作られている。
MUは Multi-User の略で、ギリシャ文字μ(ミュー)が用いられることもある。
WordPress.comもこのMUを導入してホスティングされている。
サブブログはサイトのサブディレクトリまたはサブドメインのいずれかに設置でき、メインブログにはサイト内の全てのブログの最新記事や、
更新情報などをリスト表示できる。

インストールについてはWindows版とMac OS X版、Linux版がある。標準版とは少し手順が異なるので、
最初はwp-config.phpを自動作成した方がよい。デフォルトの言語は英語のみであるが、標準版のlanguagesフォルダを流用、
またはMUの日本語リソースサイトからja.moとja.poをダウンロードすれば、インストール後の主要な処理メニューを日本語化できる。
なおMUのバージョンアップは標準版に準じて行われている。

WordPressはマルチバイト文字に対応しており、文字エンコーディングをUTF-8に設定することで日本語が利用できる。
ただし、インタフェースに関してはすべて英語であるため、これを日本語化したWordPress日本語版が日本語版サイトでリリースされている。
日本語版は基本的にインターフェースのみを日本語化したものであり、機能面での互換性は保たれている。

わぷーとは
わぷー (Wapuu) はWordPress日本公式キャラクター。
カネウチカズコにより制作され、2011年2月19日に開催されたWordCamp Fukuoka 2011で初公開された[3]。
WordPressロゴがある丸い物体を好むように抱えている。
テーマ・プラグインにわぷーを含めても問題がないよう、わぷーはWordPressと同じGPLライセンスになっている[4]。

キャラクターの名称は投票によって決定した。
得票数1位は「ワッピー」だったが、既にGMOクラウドWESTが経営しているレンタルサーバのサービス名「@WAPPY」として使われていたため、2位のわぷーが採用される事になった[3]